もう20年近く前の話。
夫のポールは、当時有名な英会話スクールのネイティブ講師として勤務しておりました。
英会話スクール全盛期で給料もメチャクチャよくて、とてもいい時代。
ですが、夫が耐えられなかったのが講師に課せられた数々のルール。
とても厳しく感じられたそうです。
ある時、同僚のカナダ人講師が、札幌市内の外国人が多く集まるバーで女の子をナンパ。
その女の子には札幌在住のニュージーランド人のボーイフレンドがいて、そのボーイフレンドが大激怒。
大揉めになり、そのナンパ講師のせいで英会話スクールも大迷惑を被ったそうなのですが、その際、まったく関係のない他の外国人講師達まで全員一律に「『すすきの』禁止令」が出され、誓約文書にサインを求められたそうなのです。
サラリーマンである以上、仕事でコントロールされるのはわかるけど、私生活は関係ないと突っぱねたポール。
そりゃそうですよね。
ナンセンスにも程がある。
日本人の私でもそう思います。
なのに、10人くらいいた他の外国人講師たちは仕事を失う恐怖からか全員サイン。
最終的にはポールも根負けしてサインしたそうですが、サインしたその夜に同僚みんなで「すすきの」に繰り出したのだとか・・・。
そんな英会話スクールの無意味な掟が嫌で嫌で、後に独立したポール。
今はマイルールで穏やかなスクール運営をしています。
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コメント
ポールは絵になりますね。やはりカッコいい。英会話の掟なんてあったのですね。ススキノ禁止令!?時代錯誤もいいところ。僕がポールと出会った頃は、とても良い時代だったのですね。そう言えば、EC英会話の体験で2人で大笑いしたのは、ススキノの下ネタでした(笑)外国人と英会話で笑い合えた感動を今も鮮明に覚えています。
私たちが英会話を習っていた頃はそんな掟もなく、楽しい時代でしたよね。
最終的には「すすきの禁止令」にサインしたことに驚きましたが、
その後にみんなで繰り出したと聞いて、やっぱりね、って思いました。
中高の部活並みの幼稚さですね、発想が(笑)
一緒にくくられる意味がわからない。
ナンパ講師個人の問題です。
そうですよ、その通りです。
ナンパ講師個人の問題であって、他の講師は関係ない。
なのに、外国人は全員「すすきの」禁止って酷い話ですよね。