仕事をしていて最も嫌悪感を覚える表現に「人を使う」という表現があります。
「今度の新人は使える」、「その仕事は暇な奴を使えばいい」、「あいつは使えない」、というような文脈で出て来ます。
これにはトラウマがあって、私が確か中学生の頃、年子で一つ上の姉が、私が姉の思い通りのことをしなかった時に(何があったかは忘れました)、「ホントに使えない!」と吐き捨てたのです。
それを聞いた父が大激怒!!
「『使えない』とは何だ!!モノじゃないんだぞ!」と大声で姉を一喝。
ふだん声を荒らげて怒ることのない父だっただけに、家族みんなが凍りつきました。
それ以来、トラウマ・ワード。
「人を使う」という言い方をする人はいますが、本人を目の前にして言うことは恐らくないと思います。
姉は本人を目の前にして私にそう言いましたが身内だからこそのレアケース。
仕事のつながりだけの他人に対して、本人には直接言いません。言えません。
本人にも言えるとしたら、かなりデリカシーのない人であって、それはそれで別の問題。
なぜなら、それが「失礼な表現」だとわかっているから。
「自分が上で、相手が下」という蔑む見方をしていることを認識しているから。
だからこそ、もし自分が影で誰かにそう言われているとしたら、不快感しかありませんよね。
それならやめましょう。
人はモノや道具ではないのです。
自分がその言葉を使っていたら、やがて自分がそう言われるようになります。
だからやめましょう。
※今日の写真は2013年、10年前のバブー。可愛いー。
読んで頂けたら↓
コメント