ポールの頭は、坊主頭。
付き合い始めた頃からず~っとこの髪型。
寝癖知らずで、清潔なので、私もこの髪型、大好きなんです。
触るととっても気持ちよくて、特に切ったばかり、というか刈ったばかりの肌触りは最高!
昔からよく生徒さんに「日本では、坊主頭は野球少年だけだよ~」などとからかわれていますが、本人、この快適さに辞める気配なし、です。
ある日、交差点で信号待ちをしていると、私たち2人をジッと見つめる視線が・・・。
こちらをジッと見ていたのは、とっても素敵な感じのご婦人。
あまりに興味深そうにシゲシゲとこちらを見ているので、ポールが「こんにちは!」と挨拶すると、そのご婦人、
「本当に頭の形がキレイね~。どうやったらそうなるのかしら?やっぱりドーナツ枕とか使って寝ていたの?」
と質問を投げかけてきたのです。
唐突な質問に答えることもできず、信号が青になり、照れ笑いしながらその場を立ち去ったのですが、ポールは「今、頭のこと言ってたよね?僕の間違いじゃないよね?」と何度も聞いてきて、道で聞かれた衝撃的な質問に2人で大笑いしました。
でも、ご婦人の気持ちとってもよくわかります。
本当に欧米の人って、骨格が違うのか、骨が強いのか、頭の形がきれいな人が多いんです。
日本人によくある「絶壁」とか「デコボコ」とか、あまりお目にかかれません。
以前函館にいた時、函館にある英会話教室の先生たちのほとんどが坊主頭でしたが、どの人もこの人も完璧な形で、まるで坊主の見本市のようでした。
今では坊主頭がすっかり定着したポールですが、10代の頃は、腰まで届くロングヘアだったそう。
教室で机に向かっているポールに話しかけるには、まず、すだれのように垂れた長い前髪を、真ん中から手でかき分けてあげて、顔を出してあげなければならなかったとか。
イメージ、貞子?!怖すぎ。