『ハーフ』と『ダブル』

ポールは、『ハーフ』という言葉を差別的だと毛嫌いしています。

自分の子供が日本で、「ハーフ、ハーフ(半分、半分)」と一生呼ばれ続けることなど絶対に我慢できない」と。

私はと言えば、周囲の人たちから、「ハーフの子はきっと可愛いから、子供産んだ方がいいよ。いいな~、ハーフの子が持てて」などと言うことを良く言われますが、そこに悪意を感じることは全くなく、その言葉を素直に受け止めて、「そうかな~。子供タレントにでもなってもらって、親は楽しようかな」などと想像してニンマリ。

この受け止め方の差は大きいです。

『ハーフ(half)』という言葉そのものは英語ですが、国際結婚カップルの子供を呼ぶときの『ハーフ』は完全な和製英語。

日本では、この言葉そのものが、カタカナ和製英語として完全に取り入れられてしまっているので、独自の解釈で好意的に扱っているような気がしますが、英語圏の人は、英語本来の意味で捉え、『ハーフ』=『半分』=『半人前』と受け止めるので、この言葉を人に対して使うと、「馬鹿にしている」、「差別的だ」とものすごい嫌悪を感じるようです。

英語圏の人に、「日本では、ハーフに差別的な意味はない」と説明しても全く無駄。
納得するはずがありません。
英語は英語ですから、もちろんその言葉本来の意味で解釈されてしまいます。

日本語で考えてみるとよく理解できます。1人の人間を「半分、半分」と呼んでいるとしたら、ものすごく不快に思うでしょう。
だって、「半分」じゃなくて、1人の人間なんだもの。

イギリスやアメリカのように、多くの人種が入り混じっている国では、国際結婚カップルの子供を総称する言葉を持つこと自体かなりナンセンス。

「父親はイギリス人で、母親は日本人」というような表現をすることはあっても、その子供に対して、なんら特別な言葉は持ちません。

もし、総称する言葉を使うとしたら、『ダブル』が相応しいと、この問題に絡む多くの人たちが言っていますが、私も大賛成です。

2つの文化を合わせ持って生まれたのだから、「ハーフ」というマイナスの考え方よりも、「ダブル」というプラスの考え方の方がよっぽどいいですよね。

自分は半分なんだと思っていた『ハーフ』の子供たちが、『ダブル』と呼ばれるようになって、2つの文化を持って生まれたことを誇りに思える日がくれば、と願っています。

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