ポールの苦悩-敬語・丁寧語との闘い

日本での生活も8年を過ぎ、すっかり日本語に慣れてきたポールですが、いまだに彼を悩ませ続けているのが敬語・丁寧語の類。

本人も「日本語は結構イケる!」くらいに思い始めたところで、敬語・丁寧語を聞くと、その自信はもろくも崩れ去るのだそう。

しっかりした人であればあるほど、彼に対して、きちんとした美しい日本語を使ってくれるのですが、それが返って彼を悩ませることになります。

ポール曰く、

「・・・していらっしゃる」、

「・・・していただいて・・・」、

という類の言葉を聞いた途端に、頭の中が真っ白になって、日本語の思考回路が突然「オフ」になり、遮断されてしまうのだそうです。

先日もある人とお話をしていたのですが、なんのことはない簡単なことなのに、とても敬語がきれいだったことが災いして、ポールはほとんど理解できず、「すみませんが、敬語を使わないでください!」とお願いしたほど。

だって、「仕事は何?」と聞いてくれればポールもすぐわかるのに、「ご職業は、何でございますか?」なんて言うんですもん。

でも、言われた方も突然「敬語は止めて」なんてことを言われても簡単に直せることではありません。

しばらくは微妙かつ不自然な会話と空気が・・・。

仕事の話をしている相手に、突然、子供に話しかけるように話して!と言われてもね~。

仕事上の敬語は、本当に敬っているかどうかは別として、ただの癖みたいに身についている人が多いし。。。

日頃から、家庭内で敬語を使って、ポールに慣れてもらうようにするしかないのかな~